Python/Djangoの始め方-環境構築とプロジェクト・アプリケーションの作成
DjangoはPythonベースのWebアプリケーションフレームワークです。RubyでいうところRuby on Railsに相当するツールですね。
近年の機械学習ブームで、日本においてもPythonの地名度が一気にあがったことを受け、Python周りのツールについての情報が求められるようになってきました。
私も今の現場でDjangoを使わせてもらうことになったので、勉強も兼ねて少しずつまとめていこうと思います。
Djangoの開発環境構築について
様々な方法があると思いますが、コンソールでの操作に心得があるなら、Dockerを利用した環境構築をお勧めいたします。Dockerを使った環境構築については次の記事をご覧ください。
https://hodalog.com/run-django-app-using-docker-compose/
プロジェクトの作成
Djangoを始めるためには、まずプロジェクトを作成する必要があります。
適当なディレクトリ配下で、次のコマンドを実行します。
django-admin startproject hello
↓自動でこんな感じのファイル群が生成されます。
.
└── hello
├── manage.py
└── hello
├── __init__.py
├── __pycache__
├── settings.py
├── urls.py
└── wsgi.py
環境変数の設定
環境によっては settings.py を修正する必要があります。
例えばPostgreSQLを使用している場合、 DATABASES 変数を次のように修正します。
DATABASES = {
'default': {
'ENGINE': 'django.db.backends.postgresql',
'NAME': 'postgres',
'USER': 'postgres',
'HOST': 'db',
'PORT': 5432,
}
}
詳細はこちらの記事をご覧ください。 https://hodalog.com/run-django-app-using-docker-compose/
プロジェクトの起動
Djangoはデフォルトでテスト用のアプリケーションサーバーを備えています。
テスト用のサーバーは、 manage.py があるディレクトリへ移動し、次のようなコマンドで起動します。
python manage.py runserver 0:8000
問題なく起動できたら、ブラウザからURLを叩いてプロジェクトのページにアクセスできます。
アプリケーションの作成
Djangoで何かを作ろうと思ったら、プロジェクトのなかにアプリケーションを用意しなければいけません。
先のコマンドで生成されたプロジェクトのディレクトリへ移動し、次のコマンドを実行します。
python manage.py startapp hello_app
次のようなファイル群が生成されます。
hello_app
├── __init__.py
├── admin.py
├── apps.py
├── migrations
│ └── __init__.py
├── models.py
├── tests.py
└── views.py
まとめ
いよいよ初めの一歩を踏み出しました。やったね!環境構築とプロジェクト、アプリケーション作成に関して簡潔にまとめました。とりあえず今回はここまでにしておきます。