kubectlの向き先(kubernetesクラスター)の切り替え

複数のGCPでkubernetesのクラスターを管理している場合、kubectlコマンドの向き先(kubernetesクラスター)を切り替えたい時があると思います。

クラスターのコンテキスト設定方法と、kubectxを用いた切り替え方法をまとめます。

クラスターのコンテキスト登録

下記コマンドで、現在のクラスターを確認。

# 現在のクラスター確認
gcloud container clusters list

次のコマンドで、新しいクラスターのコンテキストを登録することができます。

# クラスターのコンテキストを登録
gcloud container clusters get-credentials $NAME --zone=$ZONE --project $PROJECT_ID

# ↓例
gcloud container clusters get-credentials cluster --zone=asia-northeast1-a --project hogehoge-project-123

コンテキストの確認・削除

登録したクラスターのコンテキストは下記コマンドで確認・削除ができます。

# 登録されているコンテキストの一覧表示
kubectl config get-clusters

# コンテキストの削除
kubectl config delete-cluster $CLUSTER_NAME

# 現在のクラスターのコンテキスト(kubectlコマンドの向き先)を表示
kubectl config current-context

コンテキストの切り替え(向き先変更)

kubectxを使い、コンテキストの切り替え(kubectlコマンドの向き先の変更)を行います。

kubectxの概要、インストール方法はこちら

brewで簡単にインストールできます。

使い方も非常に簡単で、頻繁に向き先を切り替えたいときに便利です。

# コンテキストの一覧表示
kubectx

# コンテキストの切り替え
kubectx $NAME

まとめ

6月初旬にGKEからAWSのECSへ移行したためkubernetesを触る機会を逸してしまいました。しかし今後どこかで使う可能性もありますので、忘れないうちに学んだことを記録しておこうと思います。